【H29年度第3種】静岡県富士地域の日蓮教団史に関する調査研究:西山本門寺史料を中心に    

担当:

仏教学部 専任講師 本間 俊文

内容:

本研究は、静岡県富士地域(現、富士市・富士宮市周辺)における日蓮教団の歴史的展開の様相を明らかにするという目的のもと、同地域に所在する日蓮系中心寺院の一つである西山本門寺(富士宮市)に着目し、同寺に所蔵される大量の歴代住持や公家・武家の文書・記録・典籍・金石文等の寺院史料の本格的な史料調査を実施するための予備的研究に位置するものである。
本研究に関わる経費として、まず、本校や個人的に所蔵する関連図書資料に不足があることから、研究経費予算書では図書資料費として150,000円計上し、図書資料の充実を図った。実際には191,980円の支出となったが、これにより上記研究課題の研究状況をより正確に捉えるための文献研究を進めることができた。
続いて、平成30年度科研費採択決定後は西山本門寺所蔵史料の悉皆調査を実施する計画のため、その準備的調査として平成29年8月26日に西山本門寺に赴き、同寺所蔵史料の整理を行うと共に、目視による所蔵量の把握・保管場所などの現状確認を実施した。これにより、本格的な史料調査実施に向けた作業の効率化、環境整備の一部が図られたと考える。
以上が本研究課題での研究実績であるが、立正大学研究推進・地域連携センター支援費(第3種)の助成により、平成30年度科研費研究課題「中近世の駿河における日蓮教団の展開:西山本門寺史料悉皆調査に基づいて」(若手研究)の採択を受けることができた。本研究課題における研究実績によって今後の研究の土台構築が整い、平成30年度科研費研究課題への取り組みのスムーズ化が大いに図られたと考えている。