熊谷直實公800年忌記念「直実・蓮生まつり」直実・蓮生ものがたり


熊谷次郎直實公800年忌記念

「直實・蓮生まつり」開催趣意書

「熊谷次郎直実公」、誰もが知っている鎌倉時代の武将。熊谷市内の小中学生のほとんどは「直実節」を歌い踊れます。 熊谷駅前には軍扇を掲げた銅像もあります。名刹熊谷寺は菩提寺です。熊谷草、熊谷桜、お菓子やお酒にもゆかりの名産品がたくさんあります。 市民は親しみをこめて“直実さん”と呼びます。まさに熊谷のシンボル「直実公」なのです。
 大正のはじめ、あの宮沢賢治が熊谷寺を訪れ、直実公と平敦盛を思い、短歌を詠んで涙したという話もあります。 今尚、有名無名を問わず全国の直実ファンは少なくありません。
 昨年の9月は子孫13家24名が全国から熊谷を訪れ、一族による法要が行われましたが、子孫の方々の直実公への篤い思いと研究の深さには胸を打たれるものがありました。 更に熊谷寺では県宗門をあげての法要と記念式典が盛大に行われ、本山・知恩院から法然上人坐像を迎え、師弟対面の儀式もありました。
次は 直実公を慕う私たち一般市民が、心を形に表す時だと思います。 聞くところによると、30年余前までは、毎年、秋に「直実まつり」を熊谷寺と市民が一体になって開催していた時代もありました。
 800年忌という二度とめぐりこないこの節目に市民主催による「直実まつり」を行いたい。 その熱い想いがここに結集し、いよいよ別紙の要綱で企画がスタートすることになりました。 今回の「直実まつり」は純粋に“直実さん大好き”いう有志と、心ある協賛者たちによるお祭りにしたいと考えます。
 何卒、私たちの趣旨をご理解いただき、ご支援・ご協力のほどお願い申し上げます。 この機会に、お膝元の私たちが、直実公の生涯と精神を学び、平和とは、いのちの尊厳とは何かを見直すことができれば幸いです。 また、この「直実まつり」が郷土を愛する心を育む行事となり、いつか源平絵巻のような時代祭りにつながっていくこと。それが私たちの夢なのです。

熊谷次郎直実公800年忌記念
「直実まつり」実行委員会
代表:岩田豊司郎
実行委員一同